こんにちは。ケンです。
お正月休みが終わり、長野に戻って来ました。
戻って来るときに、ピアノを教える事になった人の為にピアノを持って来ようとしたのですが、サイズが大きいのと、他に荷物が多くて車に載せる事が出来ませんでした。
移動させる手段として宅急便を使う事にしたので、その時の内容を記事にしたいと思います。
1、電子ピアノを宅配便を使って送る
今回は88鍵ある電子ピアノを移動させました。
実家に眠っていた古い機種ですが、、スカスカのキーボードよりはマシだと思ったからです。打鍵の感覚もきちんと得ることが出来るピアノです。
先ほどリンクを貼った記事を見て貰えばわかるのですが、その家にはスカスカのピアノしかありません。せっかくピアノを始めようとしているので、しっかりと教えたいと思ったからです。
また、アコースティックピアノ(生ピアノ)を移動させる時は専用の業者を使ってくださいね。・・と言いますか、専用の業者でないと断られる事が多いです。
重量と値段もあるし、調律が狂ったりします。生ピアノを移動させる場合は、絶対に専用の業者を使いましょう。
2、ヤマトを使った場合の手順
今回はヤマトを使いました。(たまたま実家の近くにヤマトの集配所があったからなんですけど)
家に置いてある状態からの内容を書きたいと思います。色々なピアノが有るのでこれと完全に同じ構造ではないのですが、傾向は同じです。(目安:10万円以下のピアノ)
<電子ピアノ輸送手順>
1、ピアノとピアノ台を分離する
2、ピアノ台を分解する
3、梱包する
4、発送手続きをする
<準備する工具>
プラスドライバー(なるべく取っ手の大きいもの)
たったの4手順です。基本的に全て自分で行う必要があります。基本的に梱包を業者は手伝ってくれません。もしかすると対応してくれる業者もあるかもしれませんけど・・(今回は余計な出費はしたくなかったので、全て自分でやりました)
1、ピアノとピアノ台を分離する
ピアノ台とピアノ鍵盤部分を分離させます。
電子ピアノの場合、ピアノ台にピアノ本体が乗っている状態だと思います。固定方法はネジ数本が多いです。
ネジを外して、本体をヒョイっと持ち上げれば本体を簡単に取り外す事が出来るでしょう。もし一人で無理なら、両端を大人2人で持って慎重に外しましょう。
写真の様に鍵盤がある上部分だけを外します。
2、ピアノ台を分解する
ピアノ台は数枚の板を組み合わせていると思います。(X脚の場合は畳むだけ)
全てネジで止められていると思うので、それらを外すだけで分離できます。全て取り外して板の状態にします(金属部分が付いているのはそのまま)
取り外したネジは紛失しないように、袋に入れてまとめておいた方が良いです。
3、梱包する
緩衝剤で包み、輸送の衝撃に耐えられるようにします。
家に緩衝剤(プチプチと言えば分かり易い?)がある人は少ないと思います。無い場合は宅急便の集配所に行けば切り売りして貰える場合が殆どです。今回もそうでした。1mで100円くらいだったと思います。
ピアノ台の長い板はピアノ本体と一緒に。短い板はまとめて梱包し、2個にしました。
ピアノ本体と長い板材
短い板は一つにまとめて梱包
今回ペダルや電源、楽譜立てはサイズが小さいので手で運びました。もし一緒に送るなら、小さい方の梱包と一緒にすれば良いと思います。
4、発送手続きをする
実は88鍵ある電子ピアノを宅急便で送ろうと思った場合、サイズが160以上あるので宅急便ではなくヤマト便になります。サイズが160とは、縦×横×高さの合計が160cm以上ある場合を指します。また、重量が25kg以上あったり、一梱包が30万円を超えるものもヤマト便になります。
ヤマト便の場合、通常の宅急便と伝票が異なります。通常の伝票で書くと書き直す事になるので、ヤマト便の伝票を書きましょう。
また、ヤマト便の場合は保険料が掛かり、日時の指定も出来ません。
保険料と言っても数十円なんで安心して下さい(^^) 今回は2梱包だったにも関わらず、2700円弱で送る事が出来ました。
3、注意点
ピアノを宅配業者に頼むと心配なのが「壊れる事」です。
大切なピアノを輸送で壊さない為に以下の注意点を守った方が良いです。参考にして下さい。
①ピアノ本体は立てた状態で輸送される事が多い
ピアノをトラックに積む事を想像してみて下さい。横に置くとスペースを取りますよね?なので立てて置かれる事が多いです。
でも、横にされる場合も想定しておきます。鍵盤を下にして、上に荷物が置かれると壊れる可能性も高くなります。なので、どの向きに置かれるかを指定しておきましょう。下の写真にある黄色いシールがそうです。
『この面を上に』というシールを、横に置く場合と立てる場合の両方を想定して貼っておきます。
②鍵盤上は過剰な程の保護をしておく
一番保護すべき所は鍵盤であるため、鍵盤は特に注意をします。
通常の緩衝材とは別に、余った布なので鍵盤を保護すると良いでしょう。今回は使っていないカーテンを敷いて保護しました。
ピアノの本体の方は緩衝材を過剰ともとれるくらい巻いて保護をしましょう。私は1周だと不安なので2周ほど巻きました。今回は貼りませんでしたが、下積み厳禁というシールもあるのでそれを貼っておいても良いでしょう。
ただ、これらのシールは万能ではありません。シールが見えない事もあるし、作業者が守ってくれる保証もありません。自分の思い通りにはならない事を想定し、保護をしておきましょうね。
梱包材だけでなく、鍵盤は余ったカーテンなどで別途保護をする
③伝票の品目を精密機器と書き、ワレモノ欄に○をする
伝票の右側欄に、品目とワレモノやナマモノをチェックする欄があります。
精密部品であることを記載し、ワレモノにチェックしましょう。また、梱包を終わった後にワレモノシールや取り扱い注意のシールを貼ることを忘れずに行います。時々平面の所だけに貼る人が居ますが、色々な面からも見えるように角に沿わせて貼るほうが良いです。(写真を見てね)
④届いたら直ぐに開梱し、動作を確認する
破損した場合の為に、ヤマト便は保険に入っています。
届いたら直ぐに開梱し、電気を通して動作を確認して下さい。全ての鍵盤の音、機能をチェックします。
何か壊れているようなら、すぐに運送業者へ連絡して対応を取って下さい。今回は特に問題なく動作しました(^^)
以上、業者を使って電子ピアノを輸送する方法でした。
困ったらとりあえず集配所の人に相談しても良いかと思います。どこを保護すべきなのか良く考え、壊れやすいと思った所は念入りに保護をする意識があれば、輸送時に壊れることは少ないと思います。
大切なピアノを壊さないように大事にして下さいね。
ではでは。今日も楽しく行きましょう!
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