こんにちは。ケンです。
前回の投稿で、和音を弾いた時に指をバラバラと離してしまうといった記事を書いたのですが、そんな記事を読んで頂いた方から・・・
「弾き始めや、左右の音を揃えて弾く時に音が揃わない場合はどうすれば良いのか?」
といったメッセージを頂いてしまいました。前回の投稿はコチラ↓
⇒指を離す時に思う事
せっかくなので、ブログの記事にしたいと思います。
1、音が揃わない現象の原因
質問をして頂いた方の年齢など詳細が不明なので、一般的に言われていることを書きます。
①脳からの伝達信号と運動神経が一致していない
②指の形や姿勢が悪くて、指を上手に使えない
こんな事が考えられます。一つずつ話をしますね。
①脳からの伝達信号と運動神経が一致していない
和音ではなくて、左右の手で音を揃えるべき時に揃わない現象を経験するのは、年配の方が多いようです。
これは、『脳からの命令信号と運動神経が一致していない場合』に起こるそうです。
年配の方は脳で考える事がはっきりしていても、いざ体を動かすとなると『体が付いてこない』という事がありますよね?
例えば、若い頃は100mを13秒で走れるとして、加齢とともに運動能力が落ち、若い頃と同じように走っているつもりでも、想像しているよりも遅くなってしまう。・・・これは少し例が悪いかもしれませんが、考えている事と出来ている事が違うために起こるということです。
なので①の理由の場合、質問をして頂いた方は年配の方なんだと勝手に想像しました。違っていたら本当にすみません・・。
②指の形や姿勢が悪くて、指を上手に使えない
正しい指の形や姿勢は人によって色々あるので、どれが正しいと言う事は出来ないと思っています。
指の形として毎回違う弾き方や、明らかに指が変に曲がっている弾き方の場合は直しましょう。どの指も均等な強弱が出せるような指の形が良いと思います。
私が小さい頃は、力を抜いて卵を軽く握るような手の形から少し広げた形が良いと言われていました。これは変に指を伸ばしたりしないように配慮されて言われていた事だと思っています。(卵は横に握ります。要するにピンと指を伸ばしたりしないで、指の力を抜いてそのまま鍵盤に指を置く様なイメージでよいと思います)
姿勢は背筋を伸ばして座り、力を抜いて楽に座るのが良いと思います。鍵盤を見たくて前のめりになったり、猫背になるのは止めておきましょうね。
2、指の運動能力を向上させるには
初めに結論から書くと、指を動かすしかありません。
陸上で持久力を鍛える為に、長距離を何度も走って心肺能力を鍛えるのと同じです。鍛錬を続ければ良い状態が続き、やらないと衰えていきます。
私が過去の記事で、毎日時間が無いときはハノンをやって凌ぎましょう。という記事があります。
⇒暫く休息してまた始めるまでの繋ぎ
これらの記事も見て頂けると嬉しいです(^^)
特に今回の様な悩みを持っている人に言いたいのは、
①毎日
②諦めずに
③楽しく
④指を動かす
これが大切です。指を動かすのに良いのは、ハノンを推薦します。ハノンはどれでも弾けば必ず両手5本の指を全て使います。
でも、ハノンは準備体操の様な物なので飽きてきます。飽きてきたらリズムを変えても良いし、全てわざとスタッカートで弾いても良いでしょう。これは毎日やることで、必ず効果があります。
「ハノンなんて持ってないよ!」って人や、どうしても嫌と言うのであれば、好きな曲で毎日指を動かしても良いでしょう。長いスパンで見て長く続けてみて下さい。(少なくとも3ヶ月以上)
諦めなければ、いつの間にか出来るようになっています(^^) 毎日楽しんでピアノを触って下さいね。
ではでは。今日も楽しく行きましょう!
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